仲程長治:琉球写真家

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2014年6月18日水曜日

人生の宝物(1−3)

「風庵」での時間はあっという間に過ぎます、北谷での約束は19時・・・
でもその前に立ち寄らなくては行けない場所が在ります。
多くの仲間が訪沖の際に必ず訪れる場所・・・那覇市栄町市場内の「おとん」です!
(下戸のオイラも必ず暖簾を潜ります。)

今は一昨年に倒れてから懸命のリハビリ中・・・だけど口は相変わらず悪い!(笑)
(これでもだいぶ大人しく・優しくなったそうですが?)
只今は、仲の良い相方に恵まれ・支えられて週末だけの営業中だとか。
しかも今日(金曜日)はお誕生日、本来ならゆっくりとお邪魔したいところなのですが先約があり断念・・・でも気持ちだけでも伝えないとね!

バリバリの関西のおっちゃん・酒好き・タイガース好き・女好き!(こいつは皆同じ)
特別な料理が・酒が出る訳でもなく・・・でも何故か皆が顔を出すんですよね。
きっとこのおっちゃん、出す料理や酒に怪しい粉薬を混ぜ込んでるに違いない。(笑)

以前FB.でのやり取りでリハビリ中の右手で握手すると約束をしてたのです。
まだオープン前、雨の栄町に飛び込みました!

驚くおとんの顔を確認して無理矢理右手で握手!
・・・ん!、結構良い力してるな。(同輩としては実に嬉しいな〜!)

任務終了!・・・さぁ、急ぎ北谷へ向かいます!


58号線の渋滞に巻き込まれ若干遅れます!(すみませ〜ん!)
今晩お約束をして頂いたお仲間は睦稔さんとY氏・・・
今此処にこうして居られる自分にとっての大恩人にて今回の訪沖の目的だったのです。

Y氏とは1999年、翌2000年の「九州・沖縄サミット」を控え大きな商談の数々を前にした私の願いを汲み睦稔さんをご紹介頂いた方です。
1999年夏に初めてお会いして自分より遥かに若いながら自社を纏め上げる手腕とその決断力・行動力を垣間見一気にファンとなり・信頼(尊敬)をする仲間となりました。

実は彼、その以前から那覇の(代表旗)一番旗「瑞雲」を率いる主要メンバーだったのですよ。
きっと、子供の頃からこのような集団に鍛えられた事が彼の今をも育てたのかな?

当時、彼が「今、沖縄で私が推薦出来るのは彼だけです!」と言い切ったのが睦稔さん。
「でも版画家だろ?・・・オイラ苦手なんだよね、音楽と美術の成績は昔から悪かったから!」と・・・。(笑)
「でも、とっても素晴らしい方ですから一度会って頂けませんか?」
「う・・・あんたが其処まで言うのなら一度会ってみますよ!」
なんとも生意気な事を言ったものです。(恥)

1999年秋読谷村のレストランで初顔合わせ、睦稔さんの気迫と握手・力強い眼差しに一気に魅了され気が付けば仕事の話は一切せず、まるで牧師さんに懺悔でもするかのように自身の醜態の数々を語っていましたっけ。(謎)

その後Y氏から惜しみない援助や助言を頂き気が付けば翌年のイベントでは一生に残る大仕事&大成功へとに繋がったのです。

Y氏・睦稔さん・・・彼等が居なければ今の自分は間違いなく居ません!
(無論、彼らへと導いて下さったお仲間が幾人も居ます。)
睦稔さんから得た物はその作品では無くて彼の心・思い・願い・・・
そしてその後、彼を慕う多くのお仲間との出会いは一生の宝物なのです!


今、我が家の玄関で静かに何時も見送って・出迎えてくれる「部瀬名岬」は自分自身へのご褒美!
きっとこの先も彼らを思い出し・自身を奮い立たせ・または慰めてくれると思います。

宴は12時近くまで続きます・・・羽田から同行した相棒は眠たそう!(笑)
明日は睦稔さんの故郷「伊是名島」に渡ります。

退職の挨拶はちゃんとは出来なかったけどきっと解ってくれたと思う。
まだまだ彼らとは長く・強く繋がって行くと信じてます!

有り難う心からの感謝の捻を込めてこれからも精一杯生きてみせるよ。
きっとそれが正しい恩返し!・・・かな!?

人生の宝物(1−2)

何時訪れてもここ「風庵」は美しい色で溢れています。

そして・・・毎回お邪魔する度にその形が変化するのです。
今回もオーダーは「風まかせ」を・・・
確か出汁の超美味い「沖縄蕎麦屋」だったのですが???
黄金出汁じゃらスタート
ここでは憎い演出が・・・
大好評だった「パンプキンぜんざい」も姿を変えました。
最後まで「沖縄蕎麦」は出て来ません!?

以前の「風庵」とは明らかに異なります。
店主の熱い思いを伺うと・・・

「今、巷で広く供されている『沖縄そば』は戦後アメリカから持ち込まれた大量の小麦粉を消費する為に考え出された物・・・そして木灰からかん水を使うようになり琉球の長き伝統からは遥かにかけ離れてしまった品。」だそうです。
その事を食材探しで訪れた農家の老人から教えられた彼は「沖縄そば」を再び学び・歴史を調べて本来の『琉球料理』を彼の感性を通して伝えたいと思ったのだそうです。
(しかし毎度勉強熱心な店主です!)

魔法のように繰り出される「琉球料理」の説明も全て細かくして下さいます。
無論、料理を供する器は「大嶺實清さん」の作品。
気に入ったらその場で購入も出来ます!(しかも、驚愕の20%OFF!)
*大嶺實清さんも「風庵」の大ファンなのです。*

最後にサービスで奥様からはお抹茶とお菓子を頂いて・・・3時間!(驚)

成る程只の「沖縄蕎麦屋」じゃ無いね。(笑)

一日に6名程迄のお客様を2組・・・大嶺實清さんの器を愛でながら特別な『琉球料理』を堪能したい方は猛烈にお勧め致します!
必ず事前に連絡(予約)をして下さいね。

帰りには入り口近くに在る「赤瓦保存基金」に僅かばかりの気持ちを投入。
(給与が1/10に成っちゃったから僅かです。)
この赤瓦をまとった幸せの空間・時間を残す為に、皆様も気が付いたらお志をお願いしますね。
*この貯金箱もお仲間(宮大工)の傑作です、素敵でしょ!*

オイラを引っ掛けた悪ガキかと思ったけど料理に対する思いは素晴らしい本物です!
こんな爺に”生き方”を教えてくれる師匠の一人でもあります。